膝関節のしくみ知ってますか?
2021年06月16日
こんにちは!
篠崎北口はりきゅう整骨院の腰高です。
お仕事中や、家事、育児など、日々の日常生活で膝が痛くなった
ことはありませんかてことはありませんか?
今回は膝関節について詳しくお話していきます。
膝関節のしくみ
私たちは膝が働く事で、立ったり、座ったり、歩いたり等、さまざまな姿勢や動作をすることができます。
また、膝は私たちの体重を支え、日常の動作において地面から足への衝撃を吸収しています。
膝は大腿骨(太ももの骨)脛骨(すねの骨)膝蓋骨(お皿の骨)で構成されています。
この3つの骨の表面は弾力のある柔らかな軟骨で覆われ、クッションの役目を果たしています。
また大腿骨と脛骨の間にある半月板(はんげつばん)にも、関節に加わる衝撃を吸収する役目があります。
膝関節にはさまざまな筋肉・腱・靭帯が付いており、
それらによって安定性を保ったまま曲げ伸ばしをすることができます。
特に太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)は膝関節の曲げ伸ばしをする際、体重を支える重要な役割を担っています。
膝を曲げようとする際には、太ももの後ろにあるハムストリングス(膝屈曲筋)と呼ばれる筋肉が収縮し、逆に大腿四頭筋が緩んで、大腿骨が脛骨の上を後方にすべりながら転がること で膝が曲がります。
膝の機能について
膝関節は身体の中でも色々な動作に深く関わり、
繰り返し使用する部位です。
膝関節には、
身体の安定させたり、関節内で起こる摩擦、衝撃ダメージを減らす為の優れた機能があります。
◇関節包◇
大切な関節を保護する為に、関節は関節包という
柔軟性のある袋状の組織に包まれている。
◇滑膜 滑液◇
関節包の内側の薄い組織。
滑膜は滑液を作り出します。
作り出された滑液は潤滑油の役目をし、軟骨の栄養にもなります。
“膝に水が溜まる”とは、炎症などで滑液が異常に増えてしまった事をいうのです。
◇軟骨◇
膝関節を構成する、大腿骨、脛骨、腓骨の表面には
弾力のある軟骨で覆われています。
軟骨は、主にコラーゲン、水で出来ている保護組織となっております。
軟骨に関節液が入る事で膝関節がスムーズに摩擦のない状態で、
動くことができ、この作用があって軟骨は擦り切れないようになっています。
◇半月板◇
大腿骨と脛骨の間には、クッションの役割を果たす、半月板(内側、外側)があります。
半月板は関節に加わる衝撃を吸収し、関節の安定性を高めています。
◇靭帯◇
大腿骨と脛骨がグラつかないように靭帯で骨をつないでいます。
膝関節の両側面にある靭帯を側副靱帯(内側、外側)膝の真ん中には前十字靭帯、後十字靭帯があります。
側副靭帯は、膝関節を安定させるために骨と骨をつなげるようにかかっている靭帯で、
側面というように、関節の横方向のズレを抑える役割を
持っています。
前十字靭帯は、前後への安定性と、
捻った方向に対して動きすぎないような制御の2つ働き
があります。
後十字靭帯は膝の後方向や捻りに対して制御する役割持っています。
後十字靭帯は、前十字靭帯より厚く、前十字靭帯とほぼ直角に走っています。
膝関節は4つの靭帯が関節を安定させているわけです。
このように膝関節は日常生活などに非常に大きく関わっており、
複雑な構成をしているのです。
次回は、学生に多い膝の症状についてお話します!