シンスプリント
- 最近、走る量が増えた
- 走ったりすると、すねの内側が痛む
- すねの内側が、ぼこぼこしている
- 痛みが出てから、歩くだけでひびくように痛い
- スポーツのパフォーマンスを上げたい
陸上、サッカー、野球、バスケットなど、よく走る競技に多発するシンスプリント。初期症状は、走った時に痛みがあるが落ち着いてしまうので、放っておいてしまうこともありますが、最悪の場合疲労骨折になってしまい、数か月間運動に復帰することができなくなってしまいます。
そうならないために、早めに症状に気が付くこと、そして治療を受けることが大切になります。
シンスプリントとは?
シンスプリントとは、別名「過労性脛骨骨膜炎」と言います。脛骨とは、すねの骨になります。つまり、過労によるすねの骨の外側(骨膜)の炎症ということになります。
では、詳しくどのような症状なのでしょうか?
シンスプリントとは?
シンスプリントとは、走ったりジャンプなどを行うスポーツで、下腿後面内側に外力が加わり筋の張力などで脛骨骨膜に損傷や炎症が起こってしまうことをシンスプリント「過労性脛骨骨膜炎」と言われています。
原因として、
・下腿、足底の筋肉の柔軟性低下
・足底アーチの低下
・回内足
・筋力不足
・シューズ、のクッション性不足
・地面のクッション不足
などの要因で起こるといわれています。
特に、後脛骨筋やヒラメ筋、長母趾屈筋、長趾屈筋などの足関節底屈筋などが関与してくるといわれています。
シンスプリントは、運動量が増える年代、12歳~16歳ごろがピークとされています。
理由としては、中学、高校に上がり新しい運動を始めたり、運動量が急増します。身体も出来上がっていない状態などに運動量が急増することも要因の一つとして考えられています。
また、ほかの要因としては下腿の筋肉の柔軟性低下およびそれと筋力不足に伴う足底アーチの低下です。足底アーチとは、足の裏に構成されているクッションなどの役割を持つ湾曲で、有名なところでいうと、「土踏まず」は内側縦アーチと言います。
その、足底アーチがしっかり構成されていないと走った時の衝撃がそのまますねにまで届いてしまい痛みを伴います。
シンスプリントは、大きく4つのステージからなります。
ステージ1:運動時のみ痛みを感じる
ステージ2:運動後に痛みに痛みを感じるが、運動に支障はない
ステージ3:運動中、後に痛みを感じ、運動に支障をきたす
ステージ4:痛みが強く、運動負荷。日常生活にも支障あり。
特に、ステージ3、4くらいの症状になると【疲労骨折】の可能性が増えてきてしまいます。
症状が当てはまったらこちらからご連絡ください!
当院では何をするの?
シンスプリントの方への施術方法はいくつかありますが、
①原因筋の柔軟性UP
②足の骨の位置異常を整える
③テーピングによる保護
などがメインになってきます。
①原因筋の柔軟性UP
先ほど記述しましたが、原因の筋肉はいくつか存在するので、その筋肉を評価、特定し電気治療やハイボルテージ、トリガーポイントマッサージ、鍼などを用いて筋肉の柔軟性を向上させていきます。
また自宅でのケアも大切になりますので、自宅でできる簡単なストレッチなどの指導なども行います。
②足の骨の位置異常を整える
上記の通り、偏平足など足の形そのものがシンスプリントにつながっていることがありますので正しい状態になるように骨格調整や筋力トレーニングを行います。
③テーピングによる保護
シンスプリントは、筋肉の柔軟性を上げたり骨格を整えたりするのに時間がかかります。ですので、少しでも痛みが減るように、またさらに症状が悪化しないようにテーピングによる保護を行います。
最後に
先ほども記述しましたが、シンスプリントは症状を見誤ると疲労骨折になってしまい数か月間運動を中止しなくてはいけません。早く症状を見つけて対策をしていかないと手遅れになってしまうことがあるのでもし上記のような症状を感じていたらすぐにでもご連絡ください。