猫背・不良姿勢

  • 肩こりを常に感じる
  • 頭痛を感じることが週に2回以上ある
  • 座っていると、背中や腰に張りを感じる
  • 寝るときに上向きで寝ることができない
  • 他人から姿勢について指摘を受けたことがある

皆さんは、自分の事を猫背だと感じたことはありますか?
実は猫背と言っても種類があり、それに伴う症状も様々です。
猫背になると、肩こりや頭痛などの原因となってしまうこともあります。

今回は、猫背とは何なのか、各猫背の特徴、猫背だとどんな悪いことがあるのかをご説明させていただければと思います!

 

 

 

猫背とは?

猫背とは、「背中が猫のように丸くなっている状態」の事を指します。
所謂『不良姿勢』というものになります。

猫背には
・首猫背
・肩猫背
・背中猫背
・反り腰猫背
に分かれており、それぞれで特徴的な外見や症状があります。

良い姿勢とは?

姿勢が悪いことを知るためには、いい姿勢を知っておくことが大切です。

いい姿勢とは、体を横から見た時に
耳垂⇨肩峰⇨大転子⇨膝関節前部⇨外果前方
が、一直線上にあることがいいとされています。

これのどこが乱れているのかによって負担のかかる場所などが変わっていくので、同じ猫背でも施術は千差万別、十人十色になってきます。

猫背の種類
首猫背

身体よりも頭が前に出てしまっている状態。スマホっ首やストレートネックなどともいわれる。
PC作業が多い方やゲームをする方に多く首の痛みなどを感じることがあります。
上を向こうとすると首に痛みを感じたりあまり向けないことがあります。

肩猫背

肩が前に出て、いわゆる巻き肩になっている状態。
これもPC作業をする方に多く、胸が広がりにくいので
息を吸いづらかったり、腕を上にあげる際に痛みを伴うことがあります。

背中猫背

背中が丸まってしまっている状態。円背ともいわれる。皆さんがイメージする猫背はこれの事が多いです。
原因として骨盤の後傾(後ろに倒れる事)によって背中が丸まってしまう
肩甲骨の下のあたりや腰の上あたりに痛みを伴うことが多い。

反り腰猫背

背中猫背とは逆に骨盤の前傾(前に倒れる)ことで起こる。特徴として、自分では姿勢が良いと認識をしている方が多い。背中から腰の筋肉の緊張が強く、背骨の両脇にある筋肉が筋張っている方が多い
上向きで寝ると腰が浮いていたりすることが多くある。

猫背だと何がいけないのか?

猫背になってしまうと、体に多くの不調が出てきます。

そもそも体の姿勢を維持するために、骨を使います。基本的には筋肉は補助的な役割を行うのですが、姿勢が悪くなると必要以上に筋肉に頼ってしまいます。
そのせいで首肩こりや腰痛、頭痛をはじめ様々な症状が出てしまいます。

肩こり

猫背になると、肩の上の筋肉(僧帽筋)などが頭を支えるために、筋肉を過緊張させてしまい肩こりを感じてしまうようになります。
肩こりになると、重だるいような感覚を感じてしまいます。

首痛

頭の重さは体重の5分の1ほどといわれています。その重さを首の筋肉が支えるために過緊張してしまいます。
使いすぎる筋肉と使わない筋肉が出てくるために猫背の悪循環に陥る。

腰痛

頭をはじめ上半身自体が前かがみになってしまったり、逆に反り腰猫背のように過度に筋肉を緊張させてしまうと椅子から立ち上がったりするときに痛みを感じたり前かがみになった時に痛みを感じる場合があります。

シビレ

頚椎の問題や首の筋肉の問題により、腕~手にかけてシビレがてしまうことがあります。
頚椎の問題の場合は変形性頚椎症や頚椎ヘルニア、筋肉の場合は胸郭出口症候群といわれる場合が多く、症状が重い場合は手に麻痺が起きたり筋肉が細くなる筋委縮を伴うことがあり注意が必要です。

頭痛

首や肩の緊張が強いと、首周りから頭に向かい血管を圧迫してしまい血行不良が起こってしまいます。また、神経の圧迫も起こってしまうため神経が原因の頭痛が起こる場合もあります。

 

 

猫背チェック

もしかして自分は猫背かも?という方は一度チェックしてみましょう!

〇壁などに背中側から近づけ頭、肩、背中、骨盤、かかとを付けるように立つ

通常はすべて壁につき、腰の部分が手が少し入る程度のスペースが空くだけですが、姿勢が悪い方はくっつかない場所が出てきてしまいます

やってみて、
□頭がつかず前に出ている □肩が前に出てしまう □顎が上がり上を向いてしまう
□腰と壁の間のスペースが大きく簡単に手が入る □バランスが取れず倒れそうになる

この項目に1つでも当てはまればそれは立派な猫背かもしれません。

また日常生活で、
・上を向くと首に痛みを感じる、また上を向けない。
・上向きで寝ることができない、または長時間寝ても疲れてしまう
・下腹部がポッコリ出てしまう
・腰をそらすと痛みを感じる
・呼吸が浅く息がしづらい

このような症状がある方も要注意になります。

もしこのような症状がある方は一度お越しいただければと思います!