ニキビと美容鍼②
2024年07月3日
江戸川区篠崎駅周辺にお住いの皆さんこんにちは!
篠崎北口はりきゅう整骨院です。
日本人の約9割(約5人に1人)の人が悩まされている「ニキビ」について先月からお話させて頂いております。まだの方はこちらをご覧ください
先月はニキビとはどんなものか、ニキビの原因は何かについてでしたが今回はニキビの種類と症状についてお話していきます。
ニキビの種類と症状
一般的にニキビと言うとプクッと腫れものができて潰すと中から白いものが出てきて後々跡になる…そんな想像をする方が多いかと思います。
初期段階
「白ニキビ」は、毛穴の中に皮脂がたまっている状態で、ニキビになりたての段階です。
毛穴まわりの角質肥厚などによって毛穴がふさがれて、排出できなくなった皮脂が毛穴内にたまることでブツブツと盛り上がっています。
毛穴が閉じているため医学的には「閉鎖面皰(へいさめんぽう)」と呼ばれます。
症状
白ニキビには腫れや痛み、かゆみといった自覚症状はなく、ニキビができていることに気づかない方もいます。
パッと見では分かりにくいですが、さわるとザラザラしており、放置していると症状が進行していきます。
対策
毛穴をふさいでいる古い角質や皮脂を取り除き、毛穴内にたまった皮脂が排出できるようにする治療やケアが必要です。
予防のためには、メイクや皮脂の汚れが毛穴に残らないよう、きちんと洗い落とし、保湿をしっかりしていくことが大切です。
毛穴をつまらせないように日頃から角質ケアなどをしておくようにしましょう。
酸化段階(黒ニキビ)
白ニキビが進行すると毛穴の入り口が開き、毛穴に詰まっていた皮脂や古い角質などが空気にさらされて酸化して黒く変色します、この状態が黒ニキビです。
毛穴が開いているため、医学的には「開放面皰(かいほうめんぽう)」と呼ばれます。
症状
白ニキビと同じく、炎症はなく痛みや赤みのような自覚症状は見られません。
また、ほくろや毛穴汚れと見間違うとケアが遅れて症状が進行してしまうことがあります。
対策
毛穴が開いてはいますが、毛穴が詰まった状態であることに変わりはないので、古い角質や皮脂を除去して、たまった皮脂が排出できるようにする治療やケアが必要です。
白ニキビ同様、肌のターンオーバーを促す角質ケアが有効です。
炎症段階(赤ニキビ)
白ニキビの状態が改善されないと、毛包の中でアクネ菌が繁殖し、炎症を引き起こします。
炎症によって赤みや腫れが生じたものが「赤ニキビ」です。
毛穴の中にたまった皮脂がアクネ菌の栄養源となって増殖させてしまいます。
赤ニキビは、医学的には「紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)」といいます。
症状
炎症が起こり、赤みが強く、皮膚が盛り上がっています。
痛みやかゆみを感じる赤ニキビもあります。
対策
炎症を抑える治療が必要です。
早く炎症を抑えないと症状が悪化してニキビ跡になってしまうこともあります。
皮膚科や美容皮膚科で処方してもらう外用剤や内服薬などの使用や、ケミカルピーリング、イオン導入などの院内施術を行うと治りが早いです。
白ニキビの段階で適切なケアを行うことが赤ニキビの予防になります。
化膿段階(黄ニキビ)
赤ニキビがさらに進行すると、黄色ブドウ球菌まで増殖して膿ができてしまう「黄ニキビ」になります。
炎症が真皮にまで到達してしまうと、クレータ状にデコボコした「ニキビ跡」を作ってしまう恐れがあります。
黄ニキビは医学的には「膿疱(のうほう)」といいます。
症状
ニキビの中央の皮膚が薄くなっていて、クリーム色の膿が透けて見えている状態です。
赤ニキビと同じく、痛みを感じることがあり、かゆみも伴うことがあります。
毛穴の中や周りで炎症が広って毛包壁が破れると、周辺の真皮にまで内容物が漏れ出し、さらに強い炎症を引き起こします。
対策
炎症を抑える外用剤や内服薬が必要です。
黄ニキビの中にある膿を出そうとして無理につぶすと、悪化する恐れがあるだけでなく、
ニキビ跡の凹みを残すリスクが高まります。
ここまで炎症が進むと自分でニキビをきれいに治すことはむずかしいめ、美容皮膚科への受信をお勧めします。
1か月間、週2回通った方の変化になります。
全体的にニキビ跡が減り、大きなニキビの数も初回の時に比べて小さくなったのではないかなと思います。シミやシワ肌のたるみなどニキビ以外にも気になる症状など有りましたらお気軽にご相談ください。