ツボの繋がりと筋膜の繋がり
2021年03月8日
こんにちは!
篠崎北口はりきゅう接骨院です。
3月になり宣言も解除され
少しずつ外に出て運動をされる方が増えてくるかと思います!
さて今回は前回の鍼治療のお話
第二弾として(経絡経穴と筋膜)につてお話していきます。
・経絡経穴とは人間に約360個もあると言われているツボの流れの事です。
経絡とは流れ、つまり電車の線路とみたいなものです。
続いて経穴=ツボ、つまり停車駅とみたいなものです。
その中でも「正経十二経脈」という特に重要な12個のツボの流れの事を経絡と言います。
次に正経十二経脈について触れていきましょう!
正経十二経脈とは…
正経十二経脈とは:通常の経脈の事を意味し、異経である奇経に対して通常の性質を持っている脈の事。
気血が行き、満ち溢れている。
それぞれが独自の経穴を持っている。
奇経の任脈、督脈だけは独自の経穴を持っており、
正経十二経と結びつけて十四経とする場合もある。
と言った順番でつながりを持っていて内臓の機能などに関係しながら
体のバランスを保っています。
このどれか一つが不調になると体に色々な変化が出てくるのです。
その変化が外側に出てきた際には、筋肉などにも表れてしまうのです。
そこで治療に登場するのが経穴(ツボ)です。
※ここで出てくる臓器の名前は臓器単体ではなくそこに関連する諸々の器官の事を指します!
経絡施術
・例えば、経絡が「目頭から起こり頚から背中、腰、臀部、足の小指まで繋がる」膀胱経の場合その途中の腰に不調があった時に、足や頚、背中を治療していくことで腰の痛みを和らげることができるのです。
[ギックリ腰や慢性腰痛の時に膀胱経は使います]
腰痛の時にオススメのツボは委中です。
場所は膝の裏側にあり丁度関節のど真ん中にあります。
※ 詳しくは写真を参考にしてください! ⇩
・その他にも人差し指から起こり鼻の横まで繋がる大腸経の場合は頚肩の痛みはもちろんの事でその他にも手首の痛みや、顔周りの不調までにも効果を発揮するのです。
[虫歯の時の歯の痛みや寝違えた時の痛みには大腸経をよく使います]
寝違えたの時におすすめのツボは手三里です。
場所は肘の外側と手首の親指側を繋いだライン上にあり
肘から親指幅3本分下に行ったところにあります!
ツボには遠隔治療ができるだけでなく
ツボそれぞれに特有の効果があり経絡に関係するところの不調にまで有効性があるのです。
そしてさらに言えば経絡には表と裏の関係があるので
先ほど挙げた大腸経であれば肺経と、膀胱経であれば腎経と表裏関係なので
大腸経は呼吸器の、膀胱経は泌尿器+水分調整の治療の際に
効果を発揮します!
といった感じで
目的の治療をする際は表と裏両方を治療するのがいいと言う事です。
ですがこれを言い出してしまうときりがないので、表裏関係は特に密接に関与しているのだと理解してもらえたらと思います。
経絡と筋膜
そして話は戻りますがこの経絡に非常に似ているのが筋膜と呼ばれるもので簡単に言うと人は全身タイツを着ているようなものなのです。
この筋膜は違う筋肉と筋肉をつないでいる作用があります。
ですから
経絡治療のように違う部位の筋肉の筋膜を刺激することで本来緩めたい筋肉にアプローチできるのです。
こうなると痛みの部位だけの治療ではなく他にも多くの関連する場所を治療する必要があることがわかりますね。
この話を聞いて興味がある方は是非体感していただきたいものです。
きっと驚きの結果が出るのではないかと思います。