鍼灸施術(パルス編その2)

2021年05月6日

江戸川区、篠崎駅付近にお住いの皆様!

こんにちは、篠崎北口はりきゅう接骨院です。

 

今回は前回に引き続き 電気鍼(パルス)についてお話します!

前回の「パルス編第一弾」はこちらから 

 

 

パルス療法の種類

 

パルス療法は大きく分けて2つあります。

 

⒈ 筋肉パルス

 

筋肉パルスとは…

筋肉の走行上に2本鍼を打ち
そこに電気を流し他動的に筋肉を動かすことで
コリの改善痛みの軽減ができます。

坐骨神経痛

 

⒉ 神経パルス

 

神経パルスとは…

デルマトーム(神経の支配する感覚領域の事) を意識して

中枢神経(背骨から出る神経)と筋肉の関連する部位に

鍼を打ち電気を流して神経の通りや血液の流れをよくして

シビレ痛み減らすことができます。

 

 

今度は上記の手技が

実際にどのような症状に効果をなすのかを見ていきましょう!

 

筋肉パルス

 

筋パルスとは

原因が筋肉にある場合

筋肉に直接刺鍼する方法の事。

筋収縮を目標とするものが殆どで

感覚刺激のみでは施術よりも慰安がメインになってしまいます。

筋にはより少ない電気で筋収縮を起こす部位・深さがあり

そこに的確に鍼を刺入しなければならない。

それには最も少ない電気で痛みがなく

充分な筋収縮を起きる部位と深さを触ることが重要になります。

 

 

神経パルス

 

 神経パルスとは

神経パルスは、鍼麻酔における感覚神経閾値上

目的として臨床に応用したものの事です。

よって神経根から末梢の神経障害に対する治療として行います。

実際に神経刺激になっているかどうかは

その神経が支配している筋肉に筋収縮が観察されること

によって確認する。

 

 

実際の現場での施術の仕方

 

 

では、実際にどのように施術していくのかをお話します!

 

初めは腰痛の時の筋肉パルスから!

 

筋肉パルス

腰痛の中で筋パルスの対象になるものの多くは

筋筋膜性の腰痛、腰の筋や腹筋の筋力低下、腰椎前弩の増強

などに伴う慢性腰痛

変形性腰痛症や椎問関節の障害に伴う2次的な筋筋膜性腰痛などである。

理学的検査では、筋ストレッチ痛があるとき。

筋パルスの種類としては、腰部起立筋パルス

腰方形筋パルス大殿筋パルス

中殿筋パルス梨状筋パルスがあります。

筋パルスの禁忌症は

筋炎、急性炎症、進行性の筋萎縮、筋力維持

あるいは筋力増強を目的とする場合になります。

 

 

次に神経パルスです。

 

神経パルス

 

 

神経根パルス

部位:頚椎棘突起、あるいは横突起を指標として

椎問孔に向けて刺入する。

例、第6頚神経根障害の場合には

第5~6頸椎棘突起間のすぐ傍から外に1~2cmの部分。

刺入:腹臥位(うつ伏せ)の場合は、ベッド面に垂直に

第5-6頚椎横突起間をねらって刺入します。

鍼尖が骨にあたったら

少し抜き上げ斜め上あるいは斜め下に向け刺入する

深さは5~6cm前後を目安にします。

 

神経パルスの中でも

最近増えている坐骨神経の痛みに対してのアプローチ

坐骨神経パルス(梨状筋下孔部アプローチ)

部位 …仙腸関節の外側2横指、第3仙骨神経の高さ。

刺入…鍼先は、内下方に向けて8cm程度刺入する。

下肢への放散痛により確認する。

鍼先があまり下方を向いたり

刺入部位があまり下にとると

別部位へのアプローチとなるため注意が必要。

神経パルスの禁忌症

神経根炎、椎間関節炎、圧迫骨折、などがある。

 

 

パルス施術の時の禁忌は

通常の鍼施術の時と同様のものも含まれます。

 

 

以上のことから中々今の症状が改善されない場合や

いつもとは違うアプローチをしてみたい方にはお勧めです。

 

今回は痛みやシビレについてのみお話いたしましたが

大体の方が悩んでいる肩こりにも効果的ですので

気になる方は是非一度ご相談ください!