手首の痛み…もしかしてドケルバン病かも?

2022年05月4日

江戸川区、篠崎駅にお住いの皆さんこんにちは!
篠崎北口はりきゅう接骨院です。

今回は、お子様の抱っこやスマホの使い過ぎなどで起こる親指の付け根の痛みドケルバン病についてお話いたします!

 

 

ドケルバン病とは

親指を広げると手首の親指側の部分に腱が張って皮下に2本の線が浮かび上がります。
ドケルバン病は手首の親指側にある短母指伸筋腱と長母指外転筋が手首の甲側を通るところに生じる腱鞘炎です。

女性に多く、20〜30歳代と50歳前後にピークがあります。
20〜30歳代の女性はパソコン作業などによる母指の酷使や、妊娠・出産後のホルモンの関与、あるいは授乳など育児による新生児の頭を保持する際の母指外転動作が原因となることが多いです。
中年以降の女性の場合は、更年期によるホルモン分泌変動の影響と家事による手の酷使などが原因となります

 

腱鞘炎とは

 

腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”と呼ばれる組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気のことです。

腱や腱鞘は全身のさまざまな部位に存在していますが、症状は主に動きの多い手首や指に発症します。
代表的なものでは、スマホの使い過ぎなどによって手首の親指側にある腱鞘に発症する
“ドケルバン病”、指の腱鞘に発症する“ばね指”などが挙げられます。

腱鞘炎を発症すると、指や手首に痛みが生じるだけでなく、腱鞘が腫れて狭窄する(狭くなる)ため、腱のスムーズな動きが妨げられて手首や指の動きが悪くなることも少なくありません。
また、周辺の神経を刺激することでしびれが走ることもあります。

 

腱鞘炎の症状

腱鞘炎を発症すると、炎症が生じた腱鞘の周囲に痛み腫れ発赤などが現れます。また、腱鞘が腫れることで腱がスムーズに動かなくなり、腱がつながる指の動きが悪くなるのも特徴です。

代表的な腱鞘炎の1つであるドケルバン病では、腱鞘にガングリオンというしこりが生じて
親指が動かしにくくなります。

また、炎症が悪化すると周囲を走行する神経に刺激を与えて痛みの原因になることもあります。

 

ドケルバン病の症状

 

症状
手首(手関節)の親指側にある腱鞘とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。

 

➀上:長母指外転筋腱(ちょうぼしがいてんきんけん)
 主に母指を広げる働きをする腱の一本です。

②下:短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)
 主に母指を伸ばす働きをする腱の一本です。

腱鞘(けんしょう)
 ①と②の腱が通るトンネルです。

 

 

診断方法

 

親指を軽く握り一緒に手首を小指側に曲げると痛みがいっそう強くなることで診断します
フィンケルシュタインテスト

※ただしこのテスト方法は多くの方に該当する場合がありますのでご注意ください。

 

ドケルバン病の主な治療方法と当院での治療方法

 

ドケルバン病は、安静や局所へのステロイド注射、手術療法などが主な治療として行われる
ことになります。

炎症を和らげるために安静にすることは重要で、可能な限り原因となっている指の動作を控えることとなります。

痛みが強く生活に支障をきたす場合には、炎症が生じている腱鞘の内部にステロイド薬を直接注射します。
2回以上続けて腱鞘内に注射すると腱断裂と腱が変性する可能性があります。
ステロイド注射をしてもなお再発を繰り返すようであれば、最終的には手術をすることになります。

手術方法は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行います。
この際、隔壁の切除と橈骨神経を傷つけないための操作が求められます。

 

篠崎北口はりきゅう接骨院では

・超音波療法:超音波を流すことで炎症を抑えて早期にストレッチができるようになります。

・ハイボルテージ:深部の筋肉に電気刺激を加えることで神経を麻痺させ鎮痛効果が得られます。

・鍼灸治療:深部の筋肉に直接刺激を入れることで患部への血流を上げ炎症を抑え、筋肉の緊張を和らげます。

 

 

 

 

 

 

 

 

・手技:僕らの手技で筋肉のダイレクトストレッチを行い柔軟性と血流アップをして痛みを和らげます。

接骨院の治療は身体に傷をつけることなく治療ができ、腱が傷つくこともないのでお勧めです。他にもセルフケアの方法などもお伝えして日常に支障が出にくいようにサポートさせていただきます。