坐骨神経痛シリーズ1

2024年02月5日

こんにちは!
篠崎北口はりきゅう整骨院です!

1月も終わり、もう2月ですね。
皆さん寒さ対策はされていますか?

身体が冷えてくると血液循環が悪くなり、筋肉が固まってきます。
そうなると【シビレ】や【痛み】が生じやすくなってしまいます。

今回は【坐骨神経痛】についてお伝えしていきます。

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、坐骨を通り梨状筋(お尻の筋肉)を抜け足へ向かう末梢神経の一つ。
末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と身体の各部を結び、身体を自由に動かしたり、温度を感じたりする【伝導路】で主に3つの神経から構成されています。

□運動神経□
脳から指令を送り、身体の各部位を動かす神経

□知覚神経□
痛みや温度などの感覚を、皮膚・筋肉・関節を介して中枢神経に伝える神経

□自律神経□
意志とは無関係に、内臓・血管・腺などの機能を調節する神経

私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩くことが出来るのは、末梢神経である
【坐骨神経】がしっかり働いてくれるおかげなのです。

 

 坐骨神経とは

 

《神経》というと、細いイメージがありますが【坐骨神経】は末梢神経の中で一番太く、
サイズは大体、小指くらいで長さも1メートル程と最も長い神経です。
この長い坐骨神経は、〖総腓骨神経〗と〖脛骨神経〗に分かれ腰椎から足の指まで伸びています。

その為、何らかの原因でこの坐骨神経に問題があると、この神経の通り道でもあるあ尻から下肢のかけての痛みが引き起こされるのです。

坐骨神経痛の症状

【坐骨神経痛】の痛みは、自覚症状であるため本人にしかわかりません。
その為痛みの表現も様々で、シビレは「ピリピリ」「ビリビリ」「ジンジン」「チクチク」など、痛みは「ズキズキ」などと表現されることが多いです。

・お尻から下肢にかけて痛みがある
・長時間立っていると辛くなる
・腰を反らすと下肢に痛みやシビレを感じる事がある
・お尻の痛みがあり、座り続けられない
・歩くと下肢に痛みが出て来てしまう
・からだをかがめると、痛みが強くなる  など

このような症状がある場合は、坐骨神経痛である可能性があります。
放っておいても治らないので早期治療をするようにしましょう。

 

坐骨神経痛がおこる原因

坐骨神経痛を引き起こしている原因は様々ですが、主に腰椎疾患があります。

腰部脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニア
・骨粗鬆症
・腰椎圧迫骨折
・腰椎分離症、腰椎すべり症
・化膿性脊椎炎
・脊椎カリエス

などが挙げられます。

他にも、筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因にもなります。
筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉です。比較的軽症の坐骨神経痛の場合、お尻の筋肉量不足が原因になりやすいです。

お尻の筋肉の役割は、、、
・坐骨神経痛の保護
・坐骨神経痛に栄養を供給する血管を守る
・坐骨神経を冷えから守り血流を維持  です。

その為軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつけることである程度改善できます。
また、足腰の筋力低下は坐骨神経痛以外にも、ロコモティブシンドロームや肥満の原因にもなってしまいます。

こうした悪循環を防ぐためにも、筋肉の柔軟性を出しながら筋肉をしっかりとつけ、改善・予防していきましょう。

次回からは坐骨神経痛の原因になる症状を詳しくお伝えしていきます。