頭痛と鍼治療(緊張型頭痛)

2023年12月11日

江戸川区篠崎駅周辺にお住いの方々こんにちは!篠崎北口はりきゅう接骨院です!

デスクワークやスマホの見過ぎなどで首や肩上部、がコリ固まり主に後頭部に痛みを感じる事は多いと思います。
いわゆる緊張型の頭痛になります。

緊張型の頭痛の特徴

 

・頭痛の約6~8割が緊張型の頭痛に該当します。
・頭痛の好発部位は後頭部、頚部(首)、頭部全体、鉢巻様
肩こりを伴うことが多い
・基本は両側性
・目の奥や前頭部に痛みが出る場合がある

 

頭痛時の首の圧痛

➀斜角筋: 自律神経症状がある場合に筋緊張が起こる。
②肩甲挙筋: 肩甲骨周囲の痛みやコリがある場合に筋緊張が起こる。
③頭板状筋: 頭頂部痛がある時に筋緊張が起こる。
④後頭直近: 耳から後頭部痛があるときに筋緊張が起こる。
⑤胸鎖乳突筋: 眼窩周囲の痛みがあるときに筋緊張が起こる。

 

実際の頭痛の部位と筋肉の関連

ここからは実際に頭痛が起きた時にアプローチする筋肉をお伝えしていきます。
筋肉自体は触るのが難しいものもありますが自分で刺激を入れることで頭痛を軽減させることができるので図を見ながら確認してみましょう。

後頭部痛

・頭板状筋:頸椎7番目~胸椎3番目から始まり耳の後ろにある出っ張り(乳様突起)に付着す
      る。 筋肉の作用は首の後屈(上を向く)

・頭半棘筋:頸椎3番目~胸椎7番目から始まり後頭部の出っ張りに付着する。 筋肉の作用は
      頭板状筋と同じく首の後屈

・後頭下筋群:この筋肉は指で触れるのが非常に難しく「群」と言う字が使われていることか
ら4つの筋肉によって構成されます。(画像参照)
大後頭直筋小後頭直筋上頭斜筋下頭斜筋の4つから後頭下筋群は構成される。
後頭下筋群は頭痛だけでなく目の疲れや肩凝りの時にも刺激を入れると楽になる事が有ります。

 

側頭部痛

・側頭筋: 側頭骨の側頭窩から始まり下顎骨にある鈎状突起に付着する。筋肉の作用は物を嚙むときに作用する。

・僧帽筋:後頭部~胸椎の12番目から始まり鎖骨外1/3、肩甲骨にある肩峰に付着する。筋肉の作用は首の後屈肩甲骨の挙上下制内転上方回旋(腕を外側から上げる時)させる作用があります。

 

※片頭痛と勘違いされやすく対処の仕方を間違えると中々痛みが引かずに苦しめられてしまいます。

片頭痛の場合は気圧が下がることにより血管が広がり脳を圧迫してしまうことで頭痛を引き起こしてしまうので、冷やしてあげると血管が狭くなり圧迫を減らすことができるので痛みも落ち着かせることができます。
対して今回の場合は筋肉の緊張が原因で頭痛が起きてしまっているので温めてあげて緊張を取ってあげることで頭痛を落ち着かせることができます。

鉢巻様の頭痛

・側頭筋:上記参照

・後頭下筋群:上記参照

・鉢巻様の頭痛の場合は特定の部位が痛いというよりは頭が締め付けられるように痛むことが多く自分での対処が少し難しいものになります。

 

頭痛は首や肩のコリだけでなくパソコンやスマホの見過ぎ、細かい文字を長時間見るなど普段日常的に行っている何気ないものが負担になり頭痛は起こってきます。
そうなる前に目を休めたり首周りのストレッチを行いケアしていきましょう。

鍼治療以外にも私たちの手技や姿勢矯正での首周りのストレッチなど色々なアプローチができるので気になった方は是非一度ご連絡ください。