頭痛について③
2023年12月7日
こんにちは!
篠崎北口はりきゅう整骨院です。
前回、前々回と頭痛についてお伝えしてきましたが、お読みいただけましたか?
まだの方はこちらから!!
今回は緊張型頭痛についてお伝えしていきます。
緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は、一次性頭痛では最も多い、すなわち日本人の中でも最も多いタイプの頭痛です。15歳以上の日本人のおよそ5人に1人が悩んでいる頭痛といえます。
頭痛は30分~数日続き、圧迫されるような、あるいは締め付けられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。
痛みは後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて起こり、『頭を締め付けられているよう』や『頭に大きな荷重がかかっているような感じ』 などと表現されます。
痛み以外にも、身体がフワフワするようなめまい感を伴うこともあります。
頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張するために起こる頭痛です。
篠崎北口はりきゅう整骨院でも、お越しいただく中で一番の原因が『緊張性頭痛』になります。
緊張性頭痛になる方の特徴として、肩こりがひどかったり、姿勢の悪さ、睡眠の質、量ともに悪い、食生活が乱れている、運動不足の方などは特に緊張性頭痛の症状を感じやすい状況です。
緊張型頭痛と片頭痛との相違点
片頭痛と比較すると、以下の点で大きく異なります。
・ズキンズキンとした拍動性の痛みではない(非拍動性)
・頭を動かしても痛みが激しくなることはない
・動いた方が比較的楽になる
・頭痛の程度は軽度より中等度
・吐き気はあまりなく、あっても軽度
・風呂に入ったり、身体を温めると楽になる
・我慢してしまえば、何とか仕事など続けられ、日常生活に大きな支障をきたすことはない
緊張型頭痛の有病率
・WHOの報告では、世界人口での緊張型頭痛の有病率は38%で成人に限ると42%と報告されており、年間有病率は22~85.5%と大きな開きがあった。
・女性の方が男性より有病率は高いが、片頭痛ほどの差はなく、女性の方が男性より1.5倍近くの有病率である。
・ストレスが大きく関わっているため、働き盛りの年齢の患者さんが最も多く認められるが、
全体的にみると幅広い年齢層に分布しており【どんな人にも起こりうる頭痛】といえる。
・緊張型頭痛にも遺伝子的な素因が関係あるらしいが、それを証明する遺伝子は、
見つかっていない。
緊張型頭痛のセルフチェック
□ 頭全体が痛く、圧迫されて憂鬱になる
□ 長いときは1週間ほど続くが、いつの間にか消えている
□ じっとしている時より、動いている方が楽になる
□ 姿勢が悪いと思っている
□ パソコン仕事が大半である
□ 同じ姿勢でテレビや携帯などを見ることが多い
上記の3つ以上当てはまる方は、緊張型頭痛の可能性が高いです。
緊張型頭痛は、基本的に温めてあげて、血流を良くしてあげることで緩和されていきます。
湯船に浸かる・ストレッチをする・整骨院などで体をほぐすなども有効的です。
次回は、群発性頭痛についてお伝えしていきます。