オスグットって何? ~学生に多い膝の症状シリーズ①~

2022年05月30日

こんにちは!
篠崎北口はりきゅう整骨院です。
前回の膝についてのブログは
読んでいただけましたか?

今回は子供に多い膝の怪我についてです。子供に多い怪我は、膝、足、股関節、肩、腰などいろいろな場所があります。その中でも膝の症状についてお話しします。代表的なものは、・オスグッド・シュラッター病・シンディング・ラーセン・ヨハンソン病・ジャンパー膝・分裂膝蓋骨などが挙げられます。

まずはオスグッド・シュラッター病
ついてです。

オスグッド・シュラッター病とは

骨端症という、子供にしか起こらない痛みです。
成長期にスポーツをを頑張っている小学校高学年〜中学生(10歳〜15歳)に発症しやすいのが特徴です。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)は
膝の曲げ伸ばしをする時に大事な役割をしています。
オスグッドはこの大腿四頭筋の使いすぎ柔軟性の低下
きっかけに症状が出る事がほとんどです。

大腿四頭筋は膝のお皿(膝蓋骨)を通過して
脛骨粗面に付着しています。
サッカー、バスケ、そのほかの運動で
膝を伸ばす動きを繰り返し行なっていると、大腿四頭筋が硬くなり、
膝蓋靭帯をかえして付着している脛骨粗面が強く引っ張られる状態が
続きます。

その時に骨端軟骨の一部に剥離が起こって、
脛骨粗面の部分が突出して痛みと腫れが生じ発症します。

子供の骨は大人になる為に、柔らかい骨から硬い骨へと成長する過程にあり、どうしても不安定な状態にあります。
さらに、骨の成長スピードに対して筋肉や腱の成長が追いつかず、アンバランスな骨、筋肉の構造になってしまいます。そこに過剰な運動による負荷がかかることで
膝の痛みがかかると考えられています。

ほとんどの場合成長が終わると痛みが治まっていきますが、無理をすると
成長期が終わってからも痛みが残る事があるので、発症後のケアが
とても重要になってきます。

症状

スポーツ動作全般で発生しますが、特に
ジャンプ動作での膝屈伸時
ダッシュやキック動作
で起こりやすく、膝蓋骨下方にある脛骨粗面に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。

局所の熱感や腫張、骨性の隆起が認められ、時には両側に発生します。  
ジャンプ時の疼痛が原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時の疼痛でタイムが低下したりするなど、スポーツ能力の低下に直結します。

類似疾患として、
ジャンパー膝が挙げられます。

治療方法


オスグットは、初期段階で治療を開始することによって
早期に復帰することができます。

痛み、腫れがたる場合は、アイシングをして患部を冷やす事が大事です。
最も大切な事は、大腿四頭筋の柔軟性を上げる事ですので
ストレッチがとても大切になってきます。

篠崎北口はりきゅう整骨院では、
ある程度の痛みを多少我慢できるのであれば、運動を一切禁止するのではなく、施術、セルフケア、テーピングなどを行いながら状態を見ていきます。

ですが、歩いたり何もしなくても痛い場合などは症状が強いので安静をオススメしています。

そこに関しては、
大会がいつあるのか、本人の気持ちなどを聞きながら親御さんと本人と相談して決めさせていただいております。

江戸川区では、中学生までに関しては医療助成券により0円で施術を受けることも可能です!(保険適用の範囲であれば)

ですので、もしお体に不調が現れたらお早めにみせに来ていただければと思います。