肩の痛み…もしかして五十肩かも!

2021年07月8日

江戸川区、篠崎駅 周辺にお住まいの皆様

こんにちは!

篠崎北口はりきゅう接骨院です。

 

今回は多くの方が悩まされているであろう肩の症状

 [五十肩]についてお話していこうと思います!

 

そもそも五十肩とは何か…

 

五十肩とは…

およそ40代後半から60代前半にかけて発症する方の痛みと

それによっておこる関節の拘縮の事であり、医学的名称では

 

[肩関節周囲炎]というのが本来の呼び方になります。

 

※以下 周囲炎と呼ぶ。

 

周囲炎の症状

 

周囲炎の症状としては、肩周囲の痛み運動制限

痛みは寒さによって強くなり、夜間にも強くなる傾向があります。

 

痛む部位は肩周囲のみならず二の腕や肘にまで放散する事が有ります。

 

熱感や発赤、腫脹(腫れの事)などの顕著なものはないため、

もし、そのような症状が出ていた場合は周囲炎よりもほかのものを疑ったほうがいいかもしれません。

 

また、症状の比較的早期に拘縮を認める場合、

 

逆に拘縮がない場合も同じように周囲炎以外を疑う事があります。

 

肩こりの女性のイラスト

 

周囲炎の見分け方!

 

年齢的要素は重要なポイントになります。

明らかな外傷などの原因がなく、

痛みと関節可動域の制限があれば周囲縁を疑います。

 

 

周囲炎の見分け方で特徴的な症状が

エプロンの紐を結ぶ動作

髪を結ぶ動作又わ頭を洗う動作

この時に痛みが出る場合は周囲炎の可能性があるので早めに相談すると吉!

 

 

周囲炎の施術

 

 

周囲炎には
疼痛期、拘縮期、回復期
と3つのステップを経て最終的には症状が無くなり治癒になります。

施術もそのステップに合わせて行わなければ意味がありません。

 

 

ステップ1 炎症期

炎症期は次に来る拘縮期の拘縮を強くしないためにを目的に

頚部~肩部、肘の循環改善のための鍼・マッサージ治療をします。

 

 

ステップ2 拘縮期

激しい痛みは軽減しますが、肩関節が固まって動かしにくくなります。

疼痛は可動域の限界に近づいたときに生じるものが中心で

この状態は数ヶ月~数年持続することがありますので

硬化改善を目的とした

鍼・マッサージ治療と肩関節・肘関節にアプローチする整体法を併用します。

 

ステップ1,2で使うツボは…

肩髃(けんぐう)と肩髎(けんりょう)です。

 

 

ステップ3 回復期

患者様の大部分は数ヶ月~数年で自然回復すると考えられていますが

発症以前のようには肩が動かせなかったりと後遺症が残る場合もあります!

 

 

運動器系の筋肉や腱、軟骨の異常による症状に対しては、肩関節の周囲に鍼とマッサージによる治療を行います。

患部に炎症、又は血流不全が起こっているので

強い刺激を与えると筋肉を硬くしてしまいます。

マッサージを併用する際は

肩から腕にかけての筋肉に軽めの刺激を与えます。

夜間の痛みがひどい場合は、中枢神経を鎮静させるため

後頚部や頭部側面のツボを刺激します。

使うツボは…

頬車(きょうしゃ)・翳風(えいふう)・風池(ふうち)・瘂門(あもん)

など頭部にある、中枢神経(真ん中)に近い位置のツボを選びます。

 

今回紹介したツボの場所は

 

肩髃(けんぐう):肩関節を指でつまむように押すと窪むところの前方の窪み

肩髎(けんりょう):肩関節を指でつまむように押すと窪むところの後方の窪み

上の二つのツボは腕を90度外に挙げた際に窪みができるのでそこが目安になります!

 

頬車(きょうしゃ):下あごの角の骨から指1本分上の内側で、押すと響くような痛みがある場所。

翳風(えいふう):耳のつけ根の後ろ、口を開けるとくぼむ部分。

瘂門(あもん):後頭部の出っ張った骨の下約1.5㎝下の部分。

 

以上が今回お伝えしたツボの場所になります!

 

 

四十肩や五十肩は早めのケアをすることで、その後の生活に対する影響は

かなり違ってきます。

そのうち治ると放置せず気になったらすぐに施術を始めていきましょう!